毎年この時期に開催される勉強会に参加してきました。

今回も現地サービス・ダイビングショップ・消防署・潜水作業会社 等
70名前後の集まったセミナーでした。

海上保安庁の方の26年度の事故例
DAN ジャパンの方のおはなし 等があった中

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メインテーマは山見先生の「減圧症のお話」

下の表は、現在ほとんどのダイバーが携帯しているDCですが、
罹患した400名のうち、84%の方が携帯し、Deco表示が出てないにも関わら
ず何らかの減圧症の症状が出ています。(特に脊髄症状)
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では、現時点で減圧症にかからないよう安全に潜るには、「水深7M未満」
なら安全ということらしいです。でも、実際は無理でしょうから、
たくさんのお話から教えて頂いた事を抜粋し以下にお伝えします。

これらはずいぶん前から言われてましたが・・・
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「フォワードダイビング」
その回のダイブとその日の反復潜水において、最初深く徐々に浅くするパターン

「リバースダイビング」
その回のダイブとその日の反復潜水において、最初浅く後半深くのパターン

初めて耳にしたパターンがこれ ↓
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もしも体に異変を感じたら ↓
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常連の方々はご存知なのですが、当店でのツアー中に重度の減圧症に
罹られた方も1名いらっしゃいます。

斯く言う私も40年近く潜って(若い頃は相当無茶もしました)きましたが、
2013年に8Lタンクを使っていて1ダイブ終了時に症状が出ました。

この時、2.5L容器の純酸素を吸いましたが「あっという間になくなりました」

それ以来、12Lアルミタンクを酸素用に変え常時ボートには積んでいます。

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異常を感じたら出来る限りすぐに。また 数日後でも酸素を30分吸うと随分
違いがあるとのことでした。

ツアー参加後或いは個人旅行後に異変を感じたら直ぐに電話ください。
大阪に居れば必ず大容量の純酸素を自宅まで持参します。


もちろん一切の費用を頂く事はありませんので・・「気軽に連絡してくださいね」

ふんどしおじさんと鐘


以下は時間の都合であまり聞けなかった「ダイバーと薬の関係」
驚きは、リバースブロックの際水中で服薬する薬も有りとの事!
(最近自分自身に多いのです)
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今回のセミナーは事業者向けのために上記の質問がありました。
一緒に潜っていた方から「減圧症でしょうか?」と問わるると何らかの
責任がかかると思い「違うのでは?」と判断されることも少なくないとの
ことでした。(OWの講習中にも発症の例があったとのことでした)

なので、7M以上の水深へ潜るダイバーには誰しも(老若男女・初心者・
上級者 問わず)罹患する恐れがあるということです。

もう一度・・・・・・・・しっかりと覚えていてね ↓

ツアー参加後或いは個人旅行後に異変を感じたら直ぐに電話ください。
大阪に居れば必ず大容量の純酸素を自宅まで持参します。



2015年 PADI はOW講習内容を今まで以上に「バディダイブ」の実技
を取り入れ「時間ペース」(海洋2日で4ダイブ)から「達成ベース」(出来るまで)
へと変えました。 が、 「早く安価に楽しみたいお客さん側」 と 「早く次のステ
ップへ」&「楽に良いイメージで終了し器材販売へ」パターンのお店側では受講
する方と受け入れるお店の意識改革も必要だと思います。

バディダイブは「一朝一夕」には不可能です。

通常のファンダイブに想定される危険について回避するスキルを
身に付けた上で、
 
スムーズな潜行(耳の向けにくい方は、焦らず自分のペースで)

方向(コンパスナビを使いアンカーを起点に行って帰る)

水深(フォワードダイブパターン)

残圧管理ターンプレッシャー(行動範囲は経験に基づいて徐々に広げる)

もちろんこの間に自分で楽しみます。見たいものをじっくり見て、
止まりたい時に止まる。

デープストップの判断

1ダイブ目なら潜水時間30分時点で15Mに戻っている事
(2ダイブ目なら潜水時間30分時点で12Mに戻っている)

最低残圧30気圧または、制限時間内で毎分9Mでの浮上

安全停止5〜6Mで3分から5分

エキジット 

までを「バディ」或いは「単独」で身に付けてから「引率型ダイブ」や
「スペシャリティー&ステップアップ」を楽しむ方が良いのでは・・・・・・?

自分自身で楽しみたい方 休止期間・認定ランク など問わず
ぜひご参加ください。 お待ちしています。

参考までに